update: 2004年9月23日  

神宮前耳鼻科 クリニック


聴覚機能検査外来

弁慶濠   © Y.KOSEKI

  この外来では、ふだんの外来では時間がかかって行えないような特殊な聴覚の検査を行います。例えば、補聴器の装用に必要な言葉の聞き取りの検査や、日帰り手術で鼓膜をふさいだ時に、どのくらい聴力が上がるのか、といった検査、さらに一般開業医では行えないような耳音響放射(内耳のさらに詳しい検査)やABR:聴性脳幹反応(聴覚の脳波のようなもの)まで行います。


ABR検査が役に立った例

* このような例は、頻繁にあるものではありませんが、典型例として紹介しました。

          症例: 30歳 男性

            主訴: 左耳鳴

聴力検査では、下に示したような左側の軽度難聴でしたが、聴力が変動していたので、念のため ABR検査 を行いました。

聴力検査 : が右、が左を表す。

(上側が小さい音・下側が大きな音、 左側が低い音・右側が高い音 での応答結果を示す)

 

        ABR検査結果

         右:正常(V波3.39msec X波5.89msec)

        左:異常(V波4.54msec X波7.97msec と延長している)

  ABR検査で、V-X波 が延長している場合には、聴神経(耳の神経)の腫瘍を強く疑わなければなりませんので、近くの病院へMRI検査の依頼を行いました。  

MRI検査

 左側に、4cm強の大きな腫瘍が発見されました。聴神経腫瘍 ( 脳腫瘍の一種)と考えられたため、この疾患で最も実績のある、某大学病院へ紹介致しました。

 このような症例は、そう頻繁にあるものではありませんが、通常ですと軽度難聴、という事で経過観察になっていたケースかもしれません。ABR検査が効力を発揮した例として紹介しましたが、このような症例は、さほど多くはありませんので、過度なご心配はなさらないで下さい。

カッパドキア (トルコ)   © Y.KOSEKI

神宮前耳鼻科 クリニック


〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-1-5

TEL:03-3400-3022

FAX:03-3400-3033

*FAXの送信には、電話による事前登録が必要です。

HOME